共通教育科目の魅力や
ユニークさを発信

共通教育科目で学ぶ
「女性のための発達心理学」

幼児教育学科 教授 
塚田 みちる

 この授業の初回に「女性力って何だろう」と問いかけました。本学には多様な学部学科があり、それぞれ専門性を高めて学びを深めています。ですが、これから一人の自立した女性としてどのように生きるのか、この点は在学生すべてに共通している人生の大問題といえます。冒頭の問いには様々な意見がありました。率直に言うと考えることが難しいというのが大半の意見です。でも「難しいからといって思考停止したくない」といった前向きな意見も多く聞かれました。

この問いに答えるために役立つのが「発達心理学」という学問領域です。ここでは誕生から死に至るまでの一般的な発達過程を取り上げています。赤ちゃんは人にとても関心を抱くことや、小さな子どもの想像力は大人が考える以上に豊かなことなど、発達にはその時期なりの特徴があります。そこに「女性学」の視点を盛り込みながら学びます。その学びが深まる時、女性力について自分なりの答えをきっと見つけることができるでしょう。あなたも武庫女の先輩たちと一緒に、あなたなりの答え探しをしてみませんか。