受講者インタビュー

人前でスピーチができるようになった

食物栄養科学部 食創造科学科 2020年度入学

井上 富翔さん

最初は、シラバスに記載された「世界と和食」という文言に惹かれて受講を決めたため、この授業がどのようなものかをあまり知らずに選択をしました。そのため、この授業の目的や学ぶべきことを知り、発表や、文章課題など自分が苦手とすることが多いと気づきました。そのような授業に、発表経験がないに等しい自分がついていくことができるのかと、正直不安が大きかったです。しかし、そのような不安はすぐになくなりました。それは、少人数クラスであったこと、人と違ってもよい、たくさんの意見があってよいという雰囲気の中で授業を受けることができたからです。自分の殻を破ることができた私は、間違いを恐れずに自分の思った意見を発表し、自分からスピーチを行ったり、感想を言ったり、質問をしたりなど、この授業を受ける前ではできていないことができるようになりました。そして、自分の意見を発表することに対して楽しさを覚えました。

以前は、自分の意見を発表することは、恥ずかしいという思いがありました。しかし、2分間スピーチを行ったときに、自分の発表が、相手の考えに刺激を与え、良かったという言葉をいただき、自分の考えが相手にも良い影響を与えることができるということを知りました。そして、自分の中にとどめておくのは勿体ないと感じ、恥ずかしさがなくなり、積極的に発表をしていこうと思うようになりました。

この授業を受け、私は自分に沢山の変化を与えることができました。それは、文章を書くことに苦手意識がなくなり、発表することに対して恥ずかしさがなくなるという大変良い変化です。また、他の受講生のコミュニケーションシート(授業感想文)がMeetで紹介されるのですが、自分が思いつかないようなことが書いてあるため刺激をもらい、思考が変化し、たくさんの知識を吸収することができ、とてもためになる授業でした。最終回を迎えて毎週楽しみにしていた授業がなくなるのは寂しいですが、自分の夢に向かって、これからも変化し続けながら、大学生活を送っていきたいです。

自分の考えを文章で表現できるようになった

文学部 英語文化学科 2020年度入学

末永 小雪さん

この授業を通して私は、➀自分自身の考え方が変わりました。この授業では、なにか一つの正解を導く講座ではなく、それぞれの思いや経験から話し合う機会が多かったように思います。授業の中で様々な分野の変化を学び、そしてほかの学生の考え方などを聞くことで、自分では考えないような考え方を学びました。それぞれ考えていることは異なり、そういう風に考えることもできるのだなと思える機会になったと思います。この授業を受講していたからこそ、経験できたのではないかと思いました。

後期からは対面授業も始まるので、サークル活動や、学生の間でしか経験できないことに自分から挑戦してみたいと思えるようになりました。具体的には、沢山の人と出会いたいと考えているので、積極的にクラスの人や同級生に声を掛けられるようにしたいと思います。なぜ、そう考えるのかというと、私は交友関係を築くのが苦手だからです。苦手なことにも挑戦して、まだ出会ったことのない自分に出会ってみたいと思いました。

二つ目に、②将来の夢について、一つの分野に絞らなくても良いのだということを学びました。最初の井上さんの2分間スピーチで、栄養学と美容学を組み合わせた職業に就くのがその学生の夢だと聞いたとき、私はそういう考え方もあったのだなと思いました。そのお話を聞くまで、私は、絶対に将来の夢を一つの分野に絞らないといけないのだと思い込んでいました。私自身、未だ具体的な将来の夢はありませんが、自分の好きな英語や芸術を組み合わせた職業なども視野に入れて、将来の夢について考えていこうと思うことが出来ました。

三つ目に、③リーダーについての考え方も大きく変わったと思います。この授業の中でリーダーについてのお話を聞いていなかったら、きっとこの先も、今までと同じ考え方であったのではないかと思いました。私は以前まで、リーダーというものは、選ばれた人がなるものであると思っていました。しかし、この授業で習ったリーダーというものは、そうではなく、リーダーというものには、誰でもなることができるということです。こういった考え方は今まで一度もしたことがなかったため、非常に驚きました。

集団や組織の中で、各々が自分らしいリーダーシップを見つけ、互いに協力し合うことができたら、その集団や組織はとても質の高いものになれると思いました。

最後に、この授業では毎回コミュニケーションシート(授業感想文)を書いてきました。今まで1500字以上という長文の感想を書いてきたことがなかったため、最初の頃はとても大変でしたが、毎週続けていくうちに、自分で文章を書くことがそれほど苦にはならなくなってきたように思います。また毎回、他の学生の書いた文章が紹介されるので、そこからたくさんの刺激をもらい、自分の成長につながりました。

この授業は前期で終わってしまいますが、自分の考えや思いを文章として残すことは、将来においてきっと役に立つと思うので、続けていきたいと思います。

挑戦してみる、勇気が持てた

薬学部 薬学科 2020年度入学

野窪 麻美さん

私がこの授業を受けて大きく変わったというところは、何事にも「考える」ことができるようになった点であると思います。この授業は少人数ということもあり、一人当たり何回も発表する場がありました。これより、先生からどのような質問をされても、人ごとにすることはなく常に考えるよう意識付きました。そして自分の思ったことを素直に発言できるようになりました。

学生と先生で作られる授業だと感じることができたのは今までで、この授業が初めてのように感じます。質問に対しての学生の答えについてまた考えて、その意見について自分がどう思っているかを考える場面ばかりで良い経験でした。

自分の意見を素直に発表することが、周りの学生にも刺激を与えることが出来るのだとわかりました。これから多人数で受ける授業はたくさんありますが、いつでも、どんな時でも、自分の意見をはっきり言えるようにしようと思います。

また、行動することの大切さを身にしみてわかりました。毎回の授業で「行動」や「経験」というフレーズが出てきていたように思います。このことから、行動することや経験することがそれほど大切なのだと感じることが出来ました。

私はカフェでアルバイトをしているのですが、新メニューが出るとなった時に先輩が「誰か失敗してもいいから作ってみて」と言った時に、私が立候補すると周りの人たちが驚いていましたが先輩からは「珍しいね、あなたのおかげで助かったよ。頑張ってみて。」と背中を押してくれました。結果、うまく作り上げることが出来てたくさんの人に褒められました。これまでの私なら絶対に手を挙げなかったと思うけれど、勇気を出して、行動して良かったなと思います。

これからも行動した結果、成功するか失敗するかはわからないけど、やらないことには意味がない、始まらないと意識づけ何事にも挑戦するように心がけていきたいと思います。

また、周りで挑戦することに苦戦している人がいたら、「挑戦してみたら?」と背中を押すことが出来るような女性になりたいです。

たくさんの学部学科の人たちと繋がることで、世界が広がった

健康・スポーツ科学部 健康・スポーツ科学科
2020年度入学

中村 理彩さん

この授業では、私が今まで出会ったことのない先生や学生の人たちと意見を共有し合いました。そのため、普段は結構誰とでも接することが得意な私ですが、変に緊張してしまい少し悔いの残る授業でもありました。「いつもだったらもっと積極的に発言できたのになぁ」とか色々考えてしまうこともあります。

そんな後悔もありましたが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に多くの考え方や価値観、人生観に振れることができ、自分の中で大きな意識改革へと繋がりました。

今までは自分の中で、私は積極的な性格だから、みんなが発言しやすい場の雰囲気作りをしたり、言いたそうなことを代弁したりと自分が主体となって動くことがすごく多く、私がその役割をすることが正解なのだと決め付けていました。

しかし、この授業では、自分ではない他の誰かの意見を聞くことが多かったため、人によって色んな答えや見解があることに直面しました。そこで私はたくさんの人がいて、自分とは異なった生き方をし、出会ったことのない経験や体験をしているのだから、その分何通りもの答えがあって当たり前なのだということを実感しました。100人いれば、100通りのやり方があるとわかりました。

私の将来の夢は、スポーツが楽しいという想いを世界中の人たちが共有しあってもらうための手助けをしたいと考えています。そのために大好きなスポーツをたくさん学び、スポーツ好きな人とたくさん繋がろうと考えたため健康スポーツという学部にこだわりを持ち続け、今の学部を選択しました。

思えば3歳の頃に初めてスポーツに触れ、ずっと周りには似たような経験をしてきた人や、自分と同じような志を持った人がほとんどでした。その分共感することが多かったり、ぶつかることもありながらお互いのスポーツ精神などに尊敬心を持ったりもして、私は今まで成長してきました。

しかし、今回、大英や新薬、大教など他にもたくさんの学部学科の人たちと繋がることで、私が今まで見てきた世界が一気に広がって見えました。大学学び発見ゼミを通して、今までに出会うことのなかった人たちと授業を作り上げ、その人たちの考え方や価値観に触れることで、また新たな自分を作ることができたのではないかと考えます。

人との出会いがこんなにも素晴らしいのだということに改めて気づき、これからもこの先出会う人たちの異なった考えや意見に触れ、色んなことを吸収し、おばあちゃんになっても成長できるような人間でいたいです。