日本の女性の平均寿命は2050年頃には90歳を超えると予測されています。まさに「人生100年時代」に向かっています。教育・仕事・引退の3ステージから、副業や再教育、起業、ボランティアなどが当たり前になるマルチステージへと転換する中で、人生の設計図であるライフプランがますます重要になってきます。皆さんが生きていくこれからの長寿時代は「人生モデルのない時代」になると言われています。親世代には目指すべきモデルがあり、自然と人生設計ができていました。これからは、自分の生き方を自分で決断しなければならない厳しい時代です。

一方で日本では今、女性が豊かに暮らし、活躍できる人生を支援する法律や社会制度が次々と整ってきています。共通教育科目では、自分のライフプランを考える必要性とともに、法律や制度を知ることの大切さを伝える授業を行っています。「未来の私をつくるのは今の私」という言葉があります。学生の皆さんには、将来を見据えながら大学で多くのことを学び、心豊かな自分だけの一生をしっかり描いてほしいと思います。