共通教育科目の魅力や
ユニークさを発信
共通教育科目の学びは
「隠し味」
社会情報学部社会情報学科 准教授
肥後 有紀子
私の専門は情報デザインです。そのような学びを自分のものにするためには、何を学ぶと良いのでしょうか。もちろん学科のカリキュラムに従って、知識や技術を身に付けること、審美眼を養うことは最重要の学びです。しかし、専門的な学びを深める過程で、異なる分野が支えてくれることは少なくはありません。私はこれを「隠し味」だと考えています。デザイン分野の場合、美しいコンポジションには数学、動きのある表現には物理学、使いやすさには心理学、社会でデザインを活用するためには、マーケティングや知的財産権…など他分野と密接な関係があります。どれを選び、どのような味付けにするか。そう考えるとちょっとワクワクしませんか。私は学生時代に実際にそのような科目を履修し、私の「味」を見つけました。そのことは創作活動だけでなく、さまざまな立場の人との対話を支えてくれています。
共通教育科目にはさまざまな分野の科目が用意されています。どのような味付けにするかは皆さん次第です。少し遠い未来を想像して、飽きない味(科目)を見つけてみましょう。