令和２年度に「映像コンテンツ制作」という授業を担当しました。学び発見ゼミの魅力は、さまざまな学科の学生と接することができるという一点に尽きています。私もふだんは日文の学生としか話すことがありませんが、英文、教育、心福、食物、健スポからやってきた学生たちが、講義にどういった反応を示し、いかにグループワークで実践してくれるかに興味がありました。いま振り返ってみて、そのプロセスに学科のカラーが出ていたかどうかはわかりません。見た目や話し方で学科が判別できるということもありませんでした。ただ確実に言えるのは、異なるバックグラウンドを持つ学生たちがこの授業に興味を持って週に一度集まってきて、90分が過ぎればまたそれぞれの持ち場に戻っていく・・・という光景は悪くないなということです。おそらくどの学び発見ゼミであれ、彼女たちの履修する動機が、「単位を稼ぐため」とか「消去法で」などと対極にあることは間違いありません。