教員から見た学び発見ゼミの魅力

常識を疑う議論の楽しさを体験

「学び発見ゼミ」は、大学での自立した学びの入り口に立つ、貴重なゼミであると考えています。本ゼミ「私たちの暮らしとスポーツ」では、自立した学びの実践力を身につけることを目的に、自分のスポーツ経験や諸資料によるエビデンスを題材にし、日本の学校体育やスポーツを批判的に検討してもらいます。まず、日本における運動やスポーツの実態やスポーツ推進の理念や価値について理解し、その後、各自の経験や客観的なエビデンスをもとに、無意識にやり過ごしてきた学校体育やスポーツの“おかしさ”や“危うさ”について意見交換をします。
現在、ネガティブな体験を発表してもらっていますが、体育の授業や部活動の中で“贔屓”や“差別”された体験を指摘する学生が多く驚きました。日本の学校体育やスポーツのインテグリティを再考しなければと、気づかされます。
学生に皆さんには、この学び発見ゼミを通して、常識を疑う批判的な議論の楽しさを体験して欲しいと思っています。

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