教員から見た学び発見ゼミの魅力
氷山の深層面への学びのきっかけに
特別支援教育の学びは、氷山モデルでの表層面と深層面から成っています。私の担当する特別支援教育の学び発見ゼミでは、表層面の「子ども達が主役、アイデアいっぱいの特別支援教育を学校教育の現場から学ぶ亅ことを柱としています。
大学に入学して間もない学生の皆さんの特別支援教育へのイメージは様々です。だからこそ、授業の中で、特別支援学校の現場での具体的な授業や工夫ある教材教具等を紹介しながら、グループでのディスカッションやコメント記入等を通して、学生自身が主体的な学びとなるようコーディネートをしていくと多様な角度から考えられるようになってきます。
子ども達の長所に着目し、適切で丁寧な指導をしていくことが、確実に子ども達の成長に結びつくことをまず知り、気付くことを大切にしています。そしてできれば特別支援教育は、特別な教育でないことを理解し、氷山の深層面への学びのきっかけになることを期待しています。